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      米次期政権、アフガニスタン:米軍増派にタリバン「標的となるだけ」


      タリバンのアハマディ報道官は「大軍を率いたソ連がアフガンでは勝てなかった歴史を見るべきだ」と述べ、「米国はアフガンに平和をもたらさず、外国軍は去るべきだ」と従来の訴えを繰り返した。
      マレン米統合参謀本部議長がアフガニスタンに米軍を2万—3万人規模を来夏までに増派を歓迎する方針を示したことに対し、反政府武装勢力タリバンは21日、「タリバンのジハード(聖戦)に影響はなく、外国軍はアフガンでは勝てない」と主張した。
      国際治安支援部隊(ISAF)のマキャナン司令官(米陸軍大将)は旧政権タリバン勢力の復活でテロや攻撃などが増加したため、2万人規模の増派を本国に要請。
      すでに陸軍戦闘旅団1個約3500人を来年1月に、攻撃ヘリコプターを擁する陸軍戦闘航空旅団1個約3000人を来春にも追加派遣する計画が固まっていた。
      現地責任者のマキャナン国際治安支援部隊(ISAF)のマキャナン司令官(米陸軍大将)は旧政権タリバン勢勢力力のは、タリバンの復活で過去最悪の水準に達したテロや攻撃を受け、2万人規模の兵力増強を米本国に要請。
      米軍が、対テロ戦が泥沼化するアフガニスタンへ来夏までに2万−3万人規模の追加派遣を検討していることが20日、分かった。
      来年一月に就任するオバマ次期米大統領が公約として掲げているアフガン情勢の改善に、政権発足直後から積極的に取り組む姿勢を示す形だ。
      駐留多国籍軍の死者数は九月に昨年の年間死者数二百三十二人を超え、AFP通信によると、十二月までに約二百九十人に達した。
      ただ、アフガンでの駐留米軍の急増は、アフガン国民に占領への不安を抱かせ、反米感情を増長する恐れもあるとされ、米国内でも兵力増強には限界があるとの見方も出ている。
      アフガンの今年の治安状況は2001年の米軍の攻撃開始以来、最悪。
      一方、アフガン外務省のバヒーン報道官は「増派を歓迎する」と話したうえで、増派部隊は南部ヘルマンド州や東部のパキスタンとの国境沿いなど、必要とされる地域に配備されること▽アフガン軍の訓練や装備充実に協力すること--との、2点の注文を付けた。
      Generated 2008-12-23_0:55





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