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元厚生事務次官宅が相次いで襲撃：小泉毅容疑者を鑑定留置決定＝来年3月23日まで−元厚生次官宅連続襲撃
精神鑑定のため、小泉容疑者を乗せて浦和警察署を出る車両＝２２日午後３時１７分、さいたま市浦和区、飯塚悟撮影 元厚生事務次官宅が相次いで襲撃された事件で、さいたま地検が２２日、殺人と殺人未遂の容疑で再逮捕、送検された無職小泉毅容疑者（４６）＝さいたま市北区＝について精神鑑定のための鑑定留置を請求したのに対し、さいたま地裁はこれを認めた。
請求を裁判所が許可すれば、小泉毅容疑者の拘置は停止され、鑑定医が医療施設などで二−三カ月かけて犯行当時から現在の精神状態などを調べる。
警視庁と埼玉県警と警視庁の合同捜査本部は今月四日、小泉毅容疑者をさいたま市の元次官山口剛彦さん（６６）と妻美知子さん（６１）の殺人容疑と、東京都中野区の元次官吉原健二さん（７６）の妻靖子さん（７２）の殺人未遂の容疑で再逮捕していた。
小泉毅容疑者の鑑定留を置請求へ元次官宅襲撃（1/2ページ）2008年12月22日15時7分印刷ソーシャルブックマーク。
警視庁と埼玉県警と警視庁の合同捜査本部によると、小泉毅容疑者は事前に国立国会図書館で元次官らの住所を調べ、レンタカー５台を使い分けるなど綿密に計画を練っていた形跡がうかがえる。
地検は公判で刑事責任能力に問題はないとみているが、公判で最大の争点になる可能性があるため、起訴前に正式な鑑定が必要と判断した。
しかし、取り調べに「３４年前、保健所に処分された愛犬の仇（あだ）討ち」と常識的には理解しがたい供述をしており、さいたま地検は公判で刑事責任能力について争われる可能性があることや事件の重大性を考慮し、起訴前に本格的な精神鑑定を実施することにした。
捜査関係者によると、小泉毅容疑者は一連の犯行の動機について「飼い犬の仇（）あだ討ち」と一貫して供述しているといい、責任能力の有無を調べる。
動機について、小泉毅容疑者は警視庁に出頭した直後から一貫して「幼い時に保健所に殺された飼い犬のチロのあだ）討ちを考えた」と供述。
鑑定は2—3カ月かかるとみられ、鑑定医が小泉毅容疑者は一連の犯行時の精神状態などを調べ、刑事責任能力の有無を判断する。
Generated 2008-12-23_0:50
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