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▽西武アイスホッケー：西武チームの今季限りの廃部を正式発表 不況が大きな影
日本リーグで通算１３回、全日本選手権でも計１０回の優勝した国内アイスホッケー界の名門チーム。
西武アイスホッケー部の廃部を発表するプリンスホテルの渡辺幸弘社長（右）と同部の小山内幹雄オーナー代行＝東京都渋谷区の岸記念体育会館で２００８年１２月１９日午後３時３９分、山本晋撮影 世界的な不況が、国内スポーツ界にも大きな影を落とし始めた。
プリンスホテルの渡辺幸弘社長は１９日、東京都内で会見し、所有する男子アイスホッケー部は７２年に「西武プリンスラビッツ」を来年３月のシーズン終了をもって廃部すると発表した。
昨今の経済環境悪化と先行き不透明な状況下で、年間約５億円という経費実績の高い部活動運営を続けられないと判断した」と説明した。
ホテル・レジャー事業などを展開する同社は、経営悪化が表面化した２００６年以降、宿泊施設やスポーツ関連事業の見直しを進めてきた。
五輪などの日本代表チームに多くの選手を送り、国内アイスホッケー界の中核を成したチームの廃部は、今後の競技運営にも大きな影響を及ぼす懸念もある。
チームの本拠地で西武グループ所有の「ダイドードリンコアイスホッケー・アジアリーナ」（西東京市）や、クラブ組織の女子チームは存続する方針。
日本アイスホッケー連盟の渕上英機専務理事は「日本アイスホッケー界にとって大きな存在だっただけに、決定を重く受け止めている。
チームのオーナー代行を務める小山内幹雄・プリンスホテル常務執行役員は「まずは、チームの受け入れる企業を全力で探したい。
現在、王子、日本製紙、日光アイスバックスと中国、韓国等のチームによる「アジアリーグ」（今季は（７チームが参加）で活動し、今季のリーグ戦では２位（１９日現在）につけている。
後継チームの問題など、まだ流動的な面もあるが、国内競技界が一体になって難しい局面を乗り切らなければならない」と話した。
チームのメンバーは、１０年冬季バンクーバー五輪の出場を目指す日本代表の中核で、１１月の予選（ポーランド）の代表２３人のうち、西武勢は８選手が参加していた。
中国、韓国等のチームが参加して０３年から始まった「アジアリーグ」（今季は７チームが参加）では２回優勝。
Generated 2008-12-19_22:45
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