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「スバルが世界ラリーズ撤退 経営資源の効率化で 日本勢は姿消す
「スバル」ブランドの乗用車で知られる富士重工業は１６日、Ｆ１世界選手権と並ぶモータースポーツの頂点の世界ラリー選手権（Ｐ−ＷＲＣ）からの撤退すると発表した。
ラリーは、市販車をベースに復帰した競技車両により、公道などを利用したコースで合計タイムを競う。
スズキは０９年３月期の営業利益が前期比３３％減となる見通しで、国内外の工場で減産や人員削減を決めている。
スズキは１５日、２００８年に本格参戦した自動車の世界ラリー選手権（Ｐ−ＷＲＣ）などへなどへＣ）の活動を０９年から休止すると発表した。
ホンダのＦ１シリーズ撤退に続くスズキのＷＲＣ休止で、モータースポーツ活動を縮小する動きは今後も広がりそうだ。
スズキが１５日に活動の一時休止を発表したばかりで、富士重撤退で参戦する日本メーカーはなくなる。
記者会見で森郁夫社長は「ラリーはスバルのイメージを最大限アピールし、技術面でも成果を挙げた」としながらも、「経済情勢の急激な悪化で業績も落ち、事業の選択と集中を進める必要が生じた」と理由を説明。
「スバル」ブランドの乗用車で知られる富士重工業は１９９０年の本格参戦から計４７回のレースで優勝しており、スバル車の所有者らには熱心なファンが多いだけに、ラリーに代わるブランドイメージの構築が求められそうだ。
何度も「本当はやめたくなかった」と発言、「ラリー会場でスバルの青いウエアで観客席が埋まっているのを見ると」と話したところで感極まって絶句、「本当に勇気づけられた」と震える声で続けた。
富士重工業（ブランド名はスバルを使って１９年間、ＷＲＣにメーカーとして出場、日本車最多の４７勝を挙げ、スバル・インプレッサでドライバー、マニュファクチャラー（メーカー）の王座を各３回獲得した。
景気悪化で自動車販売台数が低迷する中、スズキは減産や人員削減を進めており、環境対応車の開発や生産体制の強化などに経営資源を振り向けるという。
富士重工の０９年３月期の営業利益は前年同期比４９・６％減の２３０億円に落ち込む見通しで、国内外の工場で減産や人員削減などに取り組んでいた
ＷＲＣと比べ、より量産車に近い車両を用いたプロダクションカー世界ラリー選手権（Ｐ−ＷＲＣ）などへの活動支援は今後も続ける。
Generated 2008-12-17_5:10
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