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【巨額の証券詐欺事件】被害総額、米国史上最大規模4兆5000億円
米ナスダックを運営するナスダック・ストック・マーケットの元会長で、米中堅証券会社長社のバーナード・マドフ社長（７０）が、自身が設立した投資ファンドで投資家に高利回りを約束しながら実際は実際はながら５００億ドル（約４兆６０００億円）を超える損失を隠していた事件で、日本の野村ホールディングスは１５日、ファンドに計約２７５億円を投資していたことを明らかにした。
新しく呼び込んだ投資した資金を既存投資家の配当に回す「ねずみ講」的な手法で高利回りを演出、長年にわたり投資家らをだましたとされる。
米店頭市場ナスダックの運営会社会長をはじめ、証券業界の要職を務めたマドフ社長はウォール街の重鎮でもあり、経歴などから同社長を信用して資産を運用を任せていた投資家も多かったといわれる。
これまでに、野村ホールディングスのほか、スペイン最大手の金融機関が巨額の損失を被った可能性や、取引先にフランスの大手銀行ＢＮＰパリバの名前があがり、「米史上最大規模の詐欺事件」（米メディア）は大型国際犯罪に発展する恐れも出てきた。
被害総額は米国史上最大規模の５００億ドル（約４兆５０００億円）に達する見通しで、批判は米国の金融システムにも向けられている。
捜査当局によると、マドフ社長は、自身の運営する投資ファンドが毎年１０％の利益を上げていると投資家に宣伝。
米巨額の証券詐欺事件、野村ＨＤも被害か 2008.12.14 10:46 このニュースのトピックス ： 。
一方、マドフ氏のファンドが常時、二桁（ふたけた）台の利回りを掲げていたことを疑問視する声は以前からあり、米中堅証券取引委員会（ＳＥＣ）などの監視機能が働かず、結果的にが詐欺行為を見逃していたことに批判も出ている。
米欧メディアによると、スペイン最大手銀行サンタンデールの約２３億３０００万ユーロ（約２７００億円）を筆頭に、スペイン大手銀、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリアの５億ユーロ（約６１５億円）、仏投資銀行ナティクシスの４億５０００万ユーロ（約５５４億円）、日本では野村ホールディングスが約２７５億円、あおぞら銀行が１２４億円の投資残高があることが明らかになっている。
Generated 2008-12-17_0:55
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