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O・J・シンプソン被告：強盗、誘拐などの罪で禁固33年 米郡地裁判決
シンプソン被告（ＡＰ＝共同） 米ネバダ州ラスベガスの地裁のグラス裁判官は５日、武装強盗を働いたとして有罪の評決を受けたアメリカンフットボール界の元スター選手、Ｏ・Ｊ・シンプソン被告（６１）に対し、強盗、誘拐などの罪で最で禁固長３３年の禁固刑判決を下した。
被告は昨年９月、同郡ラスベガスのホテルで、以前に自分が持っていたスポーツ関連の記念品を強奪しようと、仲間と銃を持ち業者を襲ったとして逮捕されして、今年１０月に陪審から有罪の評決を受けていた。
シンプソン被告は、１９９４年、前妻らの殺害容疑で逮捕され、刑事裁判では翌年、無罪評決を勝ち取ったが、民事訴訟では敗訴した。
判決によると、シンプソン被告は昨年９月、友人ら５人と共謀してラスベガスのホテル客室に押し入り、銃でスポーツ関連の記念品の収集家を脅して商品を奪うなどした。
グラス裁判官は、「銃を用いた暴力的な犯行」と述べた上で、シンプソン被告を「高慢で無知かつ傲慢（ごうまん）」と厳しく批判。
判決によると、シンプソン被告は昨年九月、友人ら五人と共謀してラスベガスのホテル客室に押し入り、銃でスポーツ関連の記念品の収集家を脅して商品を奪うなどした。
シンプソン被告は、１９９４年にも、元妻とその知人男性を殺害したとして起訴されたが、翌９５年に無罪評決を受けた。
この日、紺色の囚人服に手錠姿で出廷したシンプソン被告は約５分間にわたり「盗まれた自分の品物を取り戻したかった」と涙ながらに陳述し酌量を求めたが、裁判官は「あなたは非常に重大な罪を犯した」と述べ、被告の主張を退けた。
また同裁判官は、元妻殺害容疑で起訴されながら無罪となった１９９５年のロス地評決にもふれ、「今回の判決には当時の事情は一切関係していない」と、独立した司法判断であることを強調した。
この事件では被告と警察のカーチェイスが生中継されたり、人種問題と結び付けられたりしたほか、遺族が起こした民事訴訟では敗訴し事実上の有罪となるなど全米の注目を浴びた。
判決によると、シンプソン被告は昨年九月、友人ら五人と共謀してラスベガスのホテル客室に押し入り、銃でスポーツ関連の記念品の収集家を脅して商品を奪うなどした。
Generated 2008-12-6_17:50
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