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      防衛医科大の独法化先送り 自民党の関係国防議員がから異論噴出


      浜田靖一防衛相は同日の記者会見で、延期の理由について「防衛医科大は自衛隊の医官を育てることが主眼なので、それが担保できるのかもう一度検討したい」と説明した。
      防衛医大の独法化を延期 防衛医大の独法延期 防衛省は５日午前の自民党の国防関係合同部会で、防衛医科大学校の独立行政法人化を延期する計画を延期することを明らかにした。
      防衛省は、防衛医官を養成する防衛医科大学校と付属病院（埼玉県所沢市）を平成２２年４月からの独立行政法人化する計画を延期することを決め、５日午前の自民党の国防関係合同部会で了承された。
      だが、自民党内から「非公務員化すれば、外国人など自衛隊の思想信条に合わない人たちが教壇に立ち、隊員教育に悪影響を及ぼす」（防衛庁長官経験者）といった反対論が相次いでいた。
      防衛省は5日、2010年4月に予定していた防衛医科大学校と付属病院（埼玉県所沢市）の独立行政法人化を当面見送る方針を決めた。
      同省は総人件費改革の一環として、付属病院と合わせて２０１０年に防衛医大を独法化し、事務官約１０００人を削減する計画だった。
      独法化によって「軍医」育成の本来の目的が薄れ、現在でも多い中途退官者がさらに増大するとの同党などの懸念に配慮した。
      浜田氏は記者会見で「本来国でやるべき自衛官としての教確保についてさらに検討が必要」と、国の関与の必要性を指摘。
      防衛医科大の独法化先送り自民国議員から異論が噴出2008年12月5日19時24分印刷ソーシャルブックマーク。
      防衛省は、教授やスタッフなど約１１００人を非公務員にする関連法案を来年の通常国会に提出する予定だった。
      行政改革の一環として、民間手法の導入で研究体制を強化するとともに、国家公務員定数も減らす予定だった。
      だが、与党で「自衛隊の医官不足が深刻で採算・効率重視だけではいけない」などの慎重論が強まっていた。
      独法化は小泉政権での構造改革路線を受けて決まっていたが、自民党の国防関係議員から異論が噴出。
      来年度予算の概算要求に盛り込んでいた組織改編案を撤回する異例の判断となった。
      防衛医科大は医師の資格を持つ幹部自衛官の養成機関で、０６年に独法化を決定。
      Generated 2008-12-6_4:54


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