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【ホンダ：F1撤退を発表 福井威夫ホンダ社長「経営資源を再配分」
記者会見でＦ１事業からの撤退を表明する福井社長（右）＝東京都港区のホンダ本社で２００８年１２月５日午後１時３６分、米田堅持撮影 日本ＧＰに向け、意気込むホンダのバトン（手前）ら＝東京都内で２００８年１０月撮影 ホンダは５日午後、福井威夫社長が東京都内の本社で記者会見を行い、国際的な自動車レースのフォーミュラ・ワン世界選手権（Ｆ１）から、撤退することを発表した。
サブプライムローンに端を発揮した金融危機、各国に広がった経済の後退で、ホンダを取り巻くビジネス環境が急速に悪化、回復にはしばらく時間がかかると予想され、経営資源の効率的な再配分が必要との認識からＦ１事業からの撤退を決めた」と語った。
自動車各社はいずれも販売台数の低迷に直面しており、ホンダの撤退は、トヨタ自動車など他のＦ１に参加メーカーにも影響を与えそうだ。
Ｆ１事業からの撤退を発表したホンダの福ホンダ井威夫社長（右）とモータースポーツ担当の大島裕志常務＝５日午後、東京・南青山のホンダ本社（クリックで拡大）。
チームの成績低迷が続くなか、世界的な金融危機のあおりで本業の自動車各社は販売が急速に悪化、「経営資源の効率的な再配分が必要との認識からＦ１事業からの撤退を決めた」（福井威夫社長）。
福井威夫ホンダ社長は東京都内で記者会見し、「世界経済は不透明感を増すばかりで、経営資源の効率的な再配分が必要とのＦ１認識からＦ１撤退することを決定した」と述べた。
世界的な金融危機の影響が深刻化するなか、年間５００億～６００億円規模の経費がかかるＦ１事業からの撤退し、収益改善につなげる。
２０００年にかけてエンジンを他チームに供給する形でＦ１に復帰し、０６年からは車体も作る自社チームで参戦したが、ここ数年の戦績はふるわず、０８年は１１チーム中９位と低迷に直面していた。
ホンダは「レースを通じた技術力向上を」との創業者、本田宗一郎氏の強い意向で６４年にＦ１に参戦。
英国に本拠地を置く自社チームを来年初頭までに売却、買い手が現れなければ解散する。
巨額の費用を投じても、ブランド力強化などの効果は薄いと判断したとみられる。
８０年代後半から９０年代前半にかけては６年連続で年間優勝し黄金期を築いた。
Generated 2008-12-5_22:12
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