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米代理人がタリバンと面会 ブッシュ政権、和解模索へ
１５日付のパキスタン英字紙ネーションは、米軍などが掃討作戦を進めるアフガニスタンで旧政権タリバンの最高指導者オマル師がすべてのイスラム諸国に対し「米国との戦い」への参加を呼び掛け、協力を求める声明を発表したと報じた。
対テロ戦継続方針伝える＝米大統領、アフガニスタン訪問 対テロ戦継続方針伝える＝米大統領、アフガン訪問 ブッシュ米大統領は１５日、予告なしの５日、イラクに続いてアフガニスタンを予告なしにアフガニスタンを訪問した。
１５日付のパキスタン英字紙ネーションは、米軍などが掃討作戦を進めるアフガニスタンで旧政権タリバンの最高指導者オマル師がすべてのイスラム諸国に対し「米国との戦い」への参加を呼び掛け、協力を求める声明を発表したと報じた。
共同記者会見でブッシュ米大統領は、米軍を中心とする多国籍軍が進める「対テロ戦」が泥沼化しているにもかかわらず、旧政権タリバンが崩壊した二〇〇一年よりも「状況は間違いなく良くなっている」と強弁した。
アフガニスタンで旧政権タリバン掃討作戦を進める米国が今月上旬、和平交渉開始に向けて話し合うためサウジアラビアに代理人を派遣し、タリバン幹部３人と面会させていたことが２２日分かった。
これに先立ちブッシュ氏は同日未明、首都カブール近郊のバグラム米空軍基地に立ち寄り、米軍兵士に向けて「アフガニスタンで成功を収めることを確信している」と演説した。
その一方でブッシュ政権の任期切れを間近に控え、武装勢力の分断と抱き込みに成功したイラクでの経験を背景に、タリバン側との和解模索に大きくかじを切ったとみられる。
反政府武装勢力タリバンが攻勢を強める中、オバマ）次期政権に移行後も米国がアフガニスタンでの対テロ戦争で主導的役割を担う方針をカルザイ政権に伝える狙いがあったとみられる。
今年のアフガン駐留多国籍軍の死者数は〇一年のアフガン攻撃以来最悪で、民間団体の集計によると、九月末で既に昨年の死者総数を上回る二百三十六人となっている。
米国内では、来年１月２０日の発足に向けて陣容を整えつつあるオバマ）次期政権の動向に関心が集まり、ブッシュ米大統領の支持率は軒並み２０％台という歴史的低水準。
Generated 2008-12-22_20:8
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