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      日中が協力し、韓国への資金融通枠を300億ドルに拡大


      日韓間には現在、ウォンとドルまたは人民元との交換枠が100億ドル分、ウォンと円の枠が30億ドル分あり、うちウォンと円の限度額を200億ドル相当に引き上げる。
      日中韓の各中央銀行は12日、金融不安時などに必要な資金を融通しあう「通貨交換協定」をめぐり、韓国ウォンとドルまたは人民元との交換による日韓、中韓間の融通枠を、それぞれ300億ドル(約2.7兆円)規模に引き上げると発表した。
      東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、中国、韓国(ASEANプラス3)は10月、緊急時に外貨を融通し合う通貨交換協定(チェンマイ・イニシアチブ)の強化で一致している。
      日中韓は11月にワシントンで開いた財務相会談で資金枠の大幅拡大を検討することで一致、具体的な資金規模などについて調整を続けていた。
      一方、中韓間はすでにある40億ドル相当の円やドル資金をウォンとドルまたは人民元との交換枠に、260億ドル相当のウォンと人民元の枠を追加する。
      日本と韓国は既に、計130億ドル相当の円やドル資金をウォンとドルの交換する形で融通する通貨交換(スワップ)協定を締結している。
      大規模な市場介入を繰り返しているが、ウォン安に歯止めがかかっておらず、経済の先行きに対する不安が内外で強まっていた。
      日中、韓国への資金融通枠を、それぞれ300億ドルに拡大2008年12月12日18時53分印刷ソーシャルブックマーク。
      ドルとの交換枠の活用は極端な外貨不足など危機時に限られるが、円との枠は必要時に両国の協議で活用できる。
      中国も支援拡充を検討しており、13日に福岡県太宰府市で開く日中韓の首脳会談で合意する見通しだ。
      政府は11日、通貨ウォン相場の下落が続く韓国への資金支援枠を大幅に拡大を検討する方針を固めた。
      韓国は世界的な金融危機の影響でウォン安が進み、ドル売り介入などで外貨準備が目減りしている。
      韓国銀行(中央銀行)は米連邦準備制度理事会(FRB)と10月末に通貨交換(スワップ)協定を締結。
      現在の倍以上に当たる300億ドル(約2兆8000億円)規模に増額するとみられる。
      40億ドルを調達すると発表しており、今回増額するのは円の供給が中心となる。
      Generated 2008-12-13_5:15





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