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米経済見通し、09年マイナス成長も FRB下方修正
米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が１９日に公表した１０月下旬の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の議事録で、深まる金融危機と実体経済の悪化に対応するため、１１月以降も追加利下げを実施する可能性を検討したことが分かった。
ＦＲＢ）は１０月、世界的な金融危機の深刻化を受けて利下げを実施、政策金利であるフェデラル・ファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を年２．０％から１．０％まで１カ月間で２回引き下げた。
この日公表された議事要旨によると、一部の出席者から次回以降のＦＯＭＣでの追加利下げの必要性を訴える発言があったという。
米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は２０日、１２月１６日に予定していた次回の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の日程を１５、１６日の２日間に変更すると発表した。
ＦＦ）金利は金融政策の目標になった１９９０年以降で最低水準に並んだが、議事録は「追加利下げ後も景気の下振れの大きなリスクが残る」と懸念する声が上がったと指摘。
議事録によると、委員の多くは、「景気の深刻な低迷は今後しばらく続く」と懸念する一方、物価動向は今後数四半期にかけて「安定する水準に落ち着きそうだ」と予測した。
その中で示された経済予測で、来年の実質国内総生産（ＧＤＰ）伸び率（代表値）をマイナス０・２〜プラス１・１％とし、初めてマイナス成長を予測。
インフレ指標の個人消費支出（ＰＣＥ）指数の伸び率は商品価格の下落を反映して１・３〜２・０％とし、前回の２・０〜２・３％から下方修正した。
今年の実質国内総生産（ＧＤＰ）伸び率は、金融危機の深刻化による年後半の急減速に伴い０・０〜０・３％とし、前回の１・０〜１・６％）から下方修正した。
米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は、０９年の実質国内総生産（ＧＤＰ）成長率の見通しをマイナス０．２％〜プラス１．１％に引き下げた。
この会合でＦＦ）金利の誘導目標を１％に引き下げ、年１・０％とすることを決めたが、次回以降、さらなる引き下げを行う用意があることを示した。
１１月以降のＦＯＭＣでの追加利下げも視野１０月のＦＯＭＣ議事録 2008.11.20 08:29 このニュースのトピックス ： 。
Generated 2008-11-22_21:50
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