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失言警戒・麻生さんVS辛辣攻撃・小沢さん…初の党首討論
実際、小沢氏が「『綸言(りんげん)汗の如(ごと)し』（君主の言葉は、一度発せられれば汗と同じで元に戻せない）という言葉がある」と失言をとがめても、首相は「忠告をいただき、ありがとうございます」と殊勝な姿勢を見せた。
党首討論要旨 党首討論要旨 ２８日の麻生太郎首相と小沢一郎民主党の小沢代表による党首討論での主なやりとりは次の通り。
麻生太郎首相と小沢一郎民主党の小沢代表による初めての党首討論は、２００８年度第１次補正予算と２次補正予算案の扱いなどを巡って小沢氏が攻勢をかけた。
これに対し、首相は１０年４月に成立した０８年度第１次補正予算と２次補正予算案、０９年度予算案を「３段ロケット」と位置付け、「中小企業（向けの融資枠拡大）は、年内に関しては１次補正で対応できる」などと「正当性」を強調した。
このままだと、近いうちに４回目の（就任の）お祝いを申し上げる状況になりかねない」約１年の在任期間で相次いで退陣した安倍元首相、福田前首相のように、麻生首相も足元が危うくなっていると揶揄(やゆ)したわけだ。
国家公務員制度改革基本法を踏まえ、政府は内閣人事局を１０年４月に設置するための法案を来年３月までに提出する方針だが、衆院解散の日程や弱体化しつつある麻生政権の現状も絡み、今後の展開は不透明だ。
小沢氏がそれを見透かしたように、「来年に補正予算を送るなら、今ただちに衆院解散・総選挙して、国民の審判をあおいだらいいじゃないですか」と二の矢を放つと、野党側の席からは大きな拍手が起きた。
首相が指導を力発揮せず＝前福田内閣の退陣も影響−内閣人事局 首相指導力発揮せず＝福田内閣の退陣も影響−内閣人事局 公務員制度改革で内閣人事局の設置が２０１０年度に先送りされることになった。
ただ、補正先送りには、「迷走している定額給付金を盛り込んだ補正予算案を今の国会に提出しても、野党側の席からたたかれるだけだ」（自民党筋）という事情も大きく影響しているのが現実だ。
福田前内閣の突然の退陣で、国家公務員制度改革推進本部顧問会議での制度設計の議論が一時ストップしたことに加え、麻生太郎首相が指導力を発揮しなかったことも一因だ。
Generated 2008-11-29_2:13
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