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      AIG会長、年間報酬1ドルに…ボーナスもなし


      ニューヨークにあるAIG本社(ロイター) 米政府から約1500億ドル(約14兆5000億円)の支援を受けた米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は25日、エドワード・リディ会長兼最高経営責任者(CEO)の今年と来年2の年間報酬を1ドルとするなど役員報酬の制限策を発表した。
      救済金融機関に役員報酬の制限を求めていたニューヨーク州のアンドリュー・クオモ司法長官は「他の会社もウォール街の現実に目を覚ますよう促したい」と決定を歓迎した。
      シティが5万人を超える追加の人員削減策を打ち出したのを受けて、「投資家や納税者に加えて従業員までもが苦しんでいるのに、経営幹部がボーナスを受け取れば、誤ったメッセージを送ることになる」と指摘。
      約30年前の1978年、フォード社長から経営危機のクライスラーCEOに就任し、政府融資の獲得に成功して再建に導いたアイアコッカ氏は一時期、年俸を、来年いっぱいまで1ドルに抑えたことで知られる。
      経営再建中の米保険最大手AIG)は25日、エドワード・リディ会長兼最高経営責任者(CEO)の今年と来年の2年間報酬を2008〜09年の2年間にわたり年1ドルとし、ボーナスも支給しないと発表した。
      AIGは金融市場の混乱を受けて経営危機に陥り、政府・米連邦準備制度理事会(FRB)から約1525億ドル(約14兆5000億ドル(約14兆円)の支援を受けることが決まっている。
      米金融界では、金融大手ゴールドマン・サックスで経営幹部7人が08〜09年のボーナスを辞退するなど、公的資金が投入される金融機関で高額報酬を自粛する動きが出ている。
      会長年俸たったの1ドル金融支援のAIGが役員報酬の制限 2008.11.26 08:54 このニュースのトピックス : 。
      巨額救済を受けたシティグループや、緊急融資を求めるビッグスリー(米自動車3大メーカー)にも、圧力が一段と高まりそうだ。
      公的救済を受けるウォール街経営陣の高額報酬は世論の批判を招き、司法当局も税金が役員の特権に使われていないか調査中。
      9月に就任したリディ会長は報酬の制限の目的を「支援を受け再建に生かすというわれわれの義務を認識させるため」と説明した。
      Generated 2008-11-27_6:43





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