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自動車関連の減速色濃く 愛知県の有効求人倍率、首位の座から２位に転落
厚生労働省が２８日に発表した１０月の有効求人倍率（季節調整値）で、愛知県は前年同月比０．１６ポイント減の１．３８倍となり、０４年２月から４年８カ月連続で維持していた全国の都道府県別の首位の２位に座から転落、同年１月以来の２位になった。
１０月の完全失業率は改善したものの、輸出不振が続く製造業を中心に雇用が不安定な派遣などの非正規労働者を中心に従業員のリストラが相次いでおり「失業率は今後、上昇しやすい状況が続く」（エコノミスト）との見方が大勢だ。
一方、１０月の新規求人数は主力の製造業が前年同月比３８．７％減、特に自動車関連を含む「輸送用機械器具」は同５９．５％減と激減した。
一方、厚生労働省が同日発表した求職者１人に対する求人数を示す１０月の有効求人倍率（同）は、前年同月比０・０４ポイント低下の０・８０倍で９カ月連続で悪化した。
愛知県は前月より０．１６ポイント悪化の１．３８倍で、２００４年９月に首位タイだった群馬県の１．５１倍を下回り、０４年２月以来４年８カ月続いた全国の都道府県トップの座から２位に転落した。
有効求人倍率、大幅な低下０．８０倍＝４年５カ月ぶり低水準−１０月 有効求人倍率、大幅低下０．８０倍＝４年５カ月ぶり低水準−１０月 厚生労働省が２８日に発表した１０月の有効求人倍率（季節調整値）は０．８０倍で、景気の悪化の影響などから２００４年５月以来、４年５カ月ぶりの低水準となった。
男女別の失業率（同）は、男性が０・２ポイント改善の３・９％、女性は０・４ポイント改善の３・５％だった。
同労働局のまとめでは、新規求人数（原数値）は、前年同月比１８．６％減の４万６９９５人。
世界的な金融危機や国内景気の低迷で企業は新たな求人を控えており、求人倍率は９カ月連続の悪化につながった。
地域別で見ると、これまでトップを独走していた愛知県（１．３８％）が、自動車産業で従業員の削減などが相次いだため倍率を落とし、群馬県（１．５１％）に抜かれて４年９カ月ぶりに転落した。
しかし、欧米での景気が急減速を受けた減産の影響などから、都道府県別で唯一２カ月連続で２ケタポイント悪化するなど急落を続け、０４年５月（１．３３倍）の水準にまで落ち込んだ。
Generated 2008-12-1_4:42
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