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中国残留日本人孤児3人離日へ 代表の李義華さん「養父母に育てられ、とても幸運」
10日余の滞在中、一行の代表を務めた吉林省長春市の李義華さん(推定63)は、生き別れた実母に思いをはせつつ、大切に育ててくれた養父母への感謝の言葉を何度も口にした。 終戦後、東安省県から避難途中に父母と妹、弟を銃で撃たれ、亡くしたという秦永珍さん=推定(73)=は厚労省の調査で、親族の可能性のある女性がある北海道に在住していることが分かり、19日に対面を実施調査することが決まった。「(会っても)その人が誰なのか分からないかもしれない」と言葉を詰まらせ、「もう肉親が見つかれば…」と涙をぬぐった。 激励に訪れた先輩帰国者らと懇談する康玉芹さん=19日、厚生労働省 中国残留日本人孤児の3人は来日4日目の20日、東京・霞が関の厚生労働省で支援者や永住帰国者の訪問を受けた。 学校に通えないなど中国で苦労ばかりしてきたという黒竜江省の康玉芹さん(推定(68)は、ねぎらいの言葉をかけられ、「無駄な人生、無駄じゃなかった」と戦後の長い道のりを振り返った。 記者会見で生い立ちを話しながら涙を流す秦永珍さん(左)と、李義華さん(中)、康玉芹さん=17日午後、東京・霞が関、川村直子撮秦永珍(シン・エイチン)さん康玉芹(コウ・ギョクキン)さん李義華(リ・ギカ)さん壮年期の秦永珍さん(厚生労働省提供)少女期の康玉芹さん(厚生労働省提供)少年期の李義華さん(厚生労働省提供) 敗戦前後の混乱の中、肉親と生き別れるなどして旧満州に取り残されたとして今年度、新たに今年度、中国残留日本人孤児と認定された3人が17日、一時帰国した。 終戦後、東安省県から避難途中に父母と妹、弟を銃で撃たれ、亡くしたという秦永珍さん=推定(73)=は厚労省の調査で、親族の可能性のある女性がある北海道に在住していることが分かり、19日に対面を実施調査することが決まった。「(会っても)その人が誰なのか分からないかもしれない」と言葉を詰まらせ、「もう肉親が見つかれば…」と涙をぬぐった。 「一日も早く」「故見たい」=一時帰国の中国残留日本人孤児が会見−最少の3人・厚労省 「一日も早く」「故見たい」=一時帰国の中国孤児が会見−最少の3人・厚労省 「一日も早く親族に会いたい」「故郷を見たい」−。 Generated 2008-11-27_21:53
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