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      仏社会党泥沼、党首選迷走で分裂の危機 フランス社会党、ロワイヤル派が再投票要求


      ロワイヤル氏は6日の予備投票で首位につけるなど、選挙を有利に展開していたが、予備選後に撤退したベルトラン・ドラノエ・パリ市長や、ロワイヤル氏の元パートナーであるオランド第1書記ら党長老が軒並みオブリ氏支持に回り、「ロワイヤル包囲網」が敷かれたことで形勢が逆転した。
      フランスの最大野党・社会党のフランソワ・オランド第1書記(党首に相当)の後継者を決める党員決選投票の開票が22日行われ、左派や党長老の支持を受けたマルティヌ・オブリ元雇用・連帯相(58)が、セゴレーヌ・ロワイヤル元環境相(55)を大接戦の末に破った。
      フランス社会党党首選の結果を巡り、リール市長のオブリ氏とロワイヤル元大統領候補が対立している問題で、「社会党の投点委員会は24日、42票差でオブリ氏勝利とした結果について「おおむね問題なし」として、点検作業を中断した。
      1997年には、シラク前大統領との保革共存となったジョスパン内閣で雇用相として入閣し、「オブリ法」とも呼ばれる週35時間労働制の導入を主導。
      フランスの最大野党、社会党の第一書記(党首に相当)の決選投票は二十二日、開票結果が判明し、党内左派のオブリ元雇用・連帯相(58)が党内右派のロワイヤル元環境相(55)に小差で勝利とした。
      昨年の次期大統領選で苦杯をなめたロワイヤル氏は選挙戦で、政策の刷新や党指導部の思い切った世代交代を一貫して主張。
      オブリ氏は、ミッテラン政権下で蔵相を務めたジャック・ドロール元欧州委員会委員長の娘。
      党首選は、サルコジ大統領に対抗するため、中道政党との連携を視野に入れるロワイヤル陣営に対し、「古い社会党」とも呼ばれる党内左派が連合し最終的にオブリ氏を担いで戦う構図だった。
      党員約二十三万三千人による選挙でオブリ元雇用相が六万七千四百十三票(得票率50・02%)、ロワイヤル元環境相が六万七千三百七十一票(同49・98%)でわずか四十二票差だった。
      しかし、敗れたロワイヤル前大統領候補(55)の支持者が再投票を要請するなど対立状態は続いたままで、「古い社会党の終わりの始まり」の声も党員から聞かれるなど、分裂の危機にひんしている。
      Generated 2008-11-27_4:28





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