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      底なし「派遣切り」(シャープ:亀山第1工場集約する再編計画、堺新工場に向け競争力確保


      今回、液晶パネル工場の再編策を打ち出した背景には、堺市で建設中の液晶テレビ向けパネルの新工場が稼働する平成21年度末までに効率的な生産態勢を整え、経営体質を強化する狙いがある。
      ところが、液晶パネルの価格が急落していることから生産拠点を再編し、三重工場(三重県多気町)、天理の両工場で老朽化した中小型パネルの生産ラインを1ライン亀山工場ずつを閉鎖し、(三(三重県亀山市)重県亀山市)亀山工場に集約して、生産効率化を進める方向で最終調整に入った。
      ただ、その後、第8世代を使う亀山第2工場の完成し、さらに畳5畳分にもなる第10世代を使う堺新工場が建設されることで、生産効率の優位性を譲ることになった。
      亀山第1工場は同社の主力事業である液晶テレビ向けなどの液晶パネルを生産が中心だが、世界的な景気後退で需要が減退しており、生産集約により稼働率を高める狙いがある。
      シャープ全体では、薄型テレビ向けの大型パネルを主力の亀山第1工場(三重県亀山市)で量産し、携帯電話用を中心とした中小型パネルは三重工場(三重県多気町)と天理工場(奈良県天理市)で生産している。
      電機メーカーでは、パナソニックが液晶パネルの減産を今月から1月にかけて実施し、今年度の当初計画よりも1割程度減らすほか、ソニーも欧州工場での液晶テレビの増産投資の延期を決定するなど、厳しい環境に追い込まれている。
      同ラインで製造していた携帯電話や車載用ディスプレーなどの中小型の液晶テレビ向けなどの液晶パネルを生産は、亀山工場では、第1工場に移管する。
      既に亀山第1工場でも今月から、04年の操業開始以来初めての本格的な減産に今月入っており、需要の急速な落ち込みに対応する待ったなしの危機感が背中を押した格好だ。
      これに伴い、天理、三重、天理の両工場の契約社員など非正規従業員約300人も削減する見通し。
      これに伴い、派遣社員約三百人を削減し、正社員については配置転換などで対応する。
      良明・副社長執行役員は同日午前の記者会見で、「(市場全体の余剰感をみても)再編に着手する最適なタイミングと判断した」と話した。
      大阪市内で記者会見したシャープの井淵良明・副社長は「亀山の活用で、中小型の液晶テレビ向けの大型パネルの事業展開を加速させたい」と話した。
      大阪市内で同日会見したシャープの井淵良明・副社長は、そう強調した。
      三重、天理の両工場で老朽場化した生産の老朽ラインは稼働後15年近くが経過しており、廃止する。
      Generated 2008-12-13_1:1





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