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米兵の精神鑑定決定=タクシー車内で、タクシー運転手を刺殺 米兵側が心神喪失で無罪を主張 『声』の命令に従った』責任能力否定
弁護側は10日の横浜地裁初公判で「幻聴の影響による犯行で、当時は精神病などから心神喪失状態だった」として無罪を主張、精神鑑定を求めていた。 検察側は「鑑定は必要ない」として無罪を主張したが、裁判所は「拘置所が地裁に『統合失調症の疑いがある』と回答しており慎重を期す」と退けた。 金に困った同被告が犯行に及んだと指摘し、「米海軍内で精神的疾患を疑わせる言動はなかった」などによると、責任能力に問題はない」として無罪を主張した。 ウグボグ被告は殺害した事実は認めたが、「殺すつもりも、金を奪うつもりも、殺すつもりもなかった」と強盗殺人罪の犯意を否認。 起訴状などによると、ウグボグ被告は三月十九日夜、強盗目的で東京・品川駅からタクシーに乗車、横須賀市内で止め、高橋正昭さんの不意をつき、左肩を包丁で突き刺して殺害し、料金約二万円の支払いを免れた。 起訴状などによると、ウグボグ被告は3月19日午後9時20分ごろ、横須賀市汐入町2の路上に停車中のタクシー車内で、運転手の、高橋正昭さん=当時(61)=の肩を包丁で突き刺して失血死させ、乗車料金約2万円の支払いを免れた。 一方で、弁護側は、ウグボグ被告が逮捕後に拘置所内で「統合失調症の疑いがある」と診断され、抗精神病薬、睡眠薬の投薬を受けていたと述べた。 公判は、遊興費ほしさに高橋正昭さんを殺害したと指摘する検察側に対し、弁護側は殺意はなく、心神喪失状態で、責任能力はなかった」として無罪を主張。 今後、事件当時に精神的な病気に罹患(りかん)していたか、罹患していたならば事件にどの程度影響を及ぼしたかについて鑑定する。 この事件を機に、身柄引き渡しを巡り日米地位協定見直しの議論が高まり、米側が日本側に脱走兵逮捕を要請する仕組みができた。 被告の元米兵、精神鑑定の実施へ横須賀市汐入町2の路上で3月、タクシー車内で、運転手を刺殺 2008年12月11日19時50分印刷ソーシャルブックマーク。 弁護側は「被告は事件当時、心神喪失状態で、責任能力はなかった」として無罪を主張し、精神鑑定を求めていた。 ウグボグ被告は「彼を刺せという声に命令された」と殺意を否認、弁護側は「統合失調症などの精神的疾患で心神喪失状態だった」として無罪を主張した。 Generated 2008-12-11_23:40
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