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      NHKカメラマンが出張経費60万円を不正に着服、懲戒免職処分


      10月下旬の内部告発で発覚、本人は事実関係を認めて全額をすでに弁済したが、18日に警視庁に近く被害を届け出ており、詐欺容疑での告訴も検討している。
      カメラマンは、領収書を提供した同行の制作会社の出精算は9千円以下なら領収書が不要なのを知って不正に請求を思いつき、外部スタッフの泊まるホテルも自らインターネットを使って自分の名前で予約していたという。
      金沢孝年カメラマンは自宅のある京都市に出張した際、実際には自宅に泊まっていたにもかかわらず、同行した外部プロダクションのスタッフからもらったホテルの領収書をもらう手口を繰り返し、1年8か月の間に74泊分の宿泊費を不正に受給していた。
      出張宿泊費を不正請求した職員の処分について、記者会見するNHKの今井義典副会長(右)ら=18日午後、東京・渋谷のNHK放送センター NHKは18日、出張時の宿泊費を不正請求し約60万円を不正にてい着服していたとして、京都放送局技術職員の金沢孝年カメラマン(51)を25日付で懲戒免職処分にすると発表した。
      NHKは同日、不正当時の上司の部長2人を減給に、放送技術局長とコンテンツ技術センター長の2人を厳重注意処分にした。
      記者会見した今井義典副会長は「信頼回復の取り組みが十分でなく、視聴者の皆様に深くおわびする」と陳謝した。
      それによると、金沢孝年カメラマンは東京勤務だった2006年9月から今年4月にかけ、福番組の長期取材で出張した際、京都の自宅に泊まっていたにもかかわらず、同行した外部プロダクションのスタッフからもらった領収証を提出し、74泊分の宿泊費計約60万円を不正に着服した。
      不正に請求が始まったのは、平成18年に発覚したスポーツ報道センターの元チーフプロデューサーのカラ出張問題を受けNHKが全部局の経理データをチェックしていた時期だった。
      NHKによると、金沢孝年カメラマンは東京の放送技術局に勤務していた18年9月から今年4月にかけ、京都府に出張した際に京都市内にある自宅に宿泊。
      これを受け、2005年度までの7年間を対象に、出張旅費などを精査する全部局調査を行ったが、金沢孝年カメラマンは調査期間中にも不正を行っていた。
      Generated 2008-12-18_23:11





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