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      その上で、シンドラー社などを提訴 エレベーターに挟まれて死亡した事故で遺族


      東京都港区の区民向け賃貸マンションで二〇〇六年、エレベーターに乗った高校生市川大輔(ひろすけ)さん=当時(16)=が死亡した事故で、大輔さんの両親が十二日、安全対策を怠ったのが原因として、製造元の「シンドラーエレベーター(東京都江東区)やマンションを所有する港区などに計二億五千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
      訴えによると、市川正子さんは、06年6月3日夜、12階で止まったエレベーターは以前から自転車とともに降りようとした際、扉が開いたまま突然上昇し、エレベーターの床と乗り場の外枠に挟まれて死亡した。
      都立高校2年の市川大輔さんがエレベーターの床と乗り場の外枠に挟まれ、死亡した事故で、提訴のため東京地裁に入る市川さんの両親(左端が父親、遺影を持つ母親)=12日午前9時46分(荻窪佳撮影) 東京都港区の区民向け賃貸マンション「シティハイツ竹芝」で平成18年6月、マンションに住む都立高2年、市川大輔さん=当時(16)=がエレベーターに挟まれて死亡したのは製造元などが欠陥を放置し管理を怠ったためだとして、市川さんの両親が12日、製造元の「シンドラーエレベーター」(江東区)などを相手取り、計2億5000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
      ほかに訴えられたのは、保守管理を請け負ったエス・イー・シーエレベーター(東京都台東区)、「日本電力サービス(同多摩市)、区住宅公社と、マンションを管理していた港区住宅公社。
      遅くとも1993年には欠陥を把握していたのに防止策をとらなかった」などとして、製造物責任法(PL法)などに基づき賠償責任を要求。
      一方、保守管理業者には「必要な保守管理や修理を怠った」、港区には「管理者の住宅公社に、適切な保守管理業者を選ばせる義務違反があった」などとしている。
      安全装置が働かなかった原因として、運転制御プログラムやブレーキ系統などの不具合の可能性を指摘し「被告らは最低限の安全性を維持するのに不可欠な義務を怠った」としている。
      両親は提訴後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、母親の市川正子さん(56)は「今日は息子の誕生日。
      その上で、シンドラー社に対し「製造、設計上の構造的欠陥があった。
      Generated 2008-12-12_19:45





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