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      融資の申し込がみ殺到で審査遅れも…企業の経営者に不安な年の瀬


      最終的に承諾率は90〜95%になる見込みだが、融資額が希望額通りになるかどうかや、いつ融資が実行されるのかについて、同連合会は「把握していない!」という。
      従業員の出勤時間に合わせ、ビラを配る派遣労働者たち=9日午前7時すぎ、埼玉県上尾市の日産ディーゼル工業本社、細川卓撮影 「派遣切り」など、非正社員の中途解雇や雇い止めが相次ぐなか、派遣社員らが労働組合をつくったり加盟したりして、解雇通告と退通告の撤回を求める動きが広がっている。
      政府は10月末から中小企業の経営者たちは資金繰り支援策として国のセーフティーネット保証の対象を拡大し、印刷業も保証を受けられることになった。
      全国信用保証協会連合会によると、セーフティーネット保証を使った緊急融資の申し込みは先月だけで全国で14万件を超えた。
      年末の従業員の給料や手形を現金化する手数料を考えると、ぎりぎりだったが、言われた通りの額で申し込むしかなかった。
      景気の落ち込みに伴い、各地の信用保証協会や金融機関には緊急融資の申し込みが殺到し、「希望額通りの融資が受けられない」「審査が予想以上に長引いている」といった不満が広がっている。
      男性社長(50)もこれを利用し、今月上旬、30年以上付き合いのある信用金庫に3500万円の融資を依頼した。
      エメラルドを中心に扱う会社を経営する男性(72)はこの20年間で初めて前年の決算が1000万円の赤字に。
      月刊誌などの印刷を手がける期間従業員8人の会社では、今年7〜10月の利益が約3500万円と、昨年同期の10分の1に落ち込んだ。
      先月下旬にはセーフティーネット保証を利用し、信金に1000万円の融資を申し込んだ。
      この融資が受けられなかったら、二つある印刷場のうち一つを売ることも覚悟している。
      さらに自分の蓄えから1000万円を使い、残りは200万〜300万円しかない。
      (中島千尋)江戸の昔、製紙業が栄えた歴史から350社以上の印刷業者が集まる東京・北区。
      年の瀬が迫る中、中小企業の経営者たちは資金繰りへの不安と焦りを募らせている。
      Generated 2008-12-17_17:21





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