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      ストーカー:下山芳晴判事の弾劾裁判は即日結審 次回に罷免の判決へ


      下山芳晴判事は2~3月、部下の20代女性に執拗(しつよう)にメールを繰り返し送ったとされる訴追事実を「すべて事実でございます」と認め、罷免について異議を述べなかった。
      弾劾裁判の初公判を終え国会を出る下山芳晴判事=2008年12月3日午後4時21分、須賀川理撮影 ストーカー規制法違反で懲役6月、執行猶予2年が確定した下山芳晴・宇都宮地裁の下山芳晴判事(55)の弾劾裁判の初公判が3日、国会の裁判官訴追委員会が弾劾裁判所(裁判長・松田岩夫参院議員)で開かれた。
      裁判官を罷免追訴事件の初公判に向かう下山芳晴被告=3日午後0時31分、国会・参院第二別館(酒巻俊介撮影) 部下の20代女性に執拗(しつよう)にメールを繰り返として、し送ったストーカー規制法違反事件で国会の裁判官訴追委員会(臼井日出男委員長)から罷免訴追された宇都宮地裁の下山芳晴判事(55)=職務停止中=に対する弾劾裁判の初公判が行われ、下山判事は逮捕後の報酬と近く支給されるボーナスを返還しない意向を明らかにした。
      弾劾裁判 裁判官の身分は憲法で手厚く保障され、国会の裁判官訴追委員会が弾劾裁判所で罷免の判決が出ない限り辞めさせられない。
      裁判官を罷免するかどうかを決める弾劾裁判が開かれるのは、二〇〇一年に児童買春禁止法違反で有元罪が確定した元東京高裁判事以来7年ぶり。
      国民の信頼を裏切る行為があれば、最高裁や国民の請求を受け、国会の裁判官訴追委員会が調査のうえ訴追する。
      ストーカー「すべて事実」下山芳晴判事の弾劾裁判始まる2008年12月3日13時16分印刷ソーシャルブックマーク。
      下山芳晴判事は、甲府地、家裁都留支部長だった今年二月から三月にかけて、山梨県内の裁判所の女性職員の携帯電話に恋愛感情を満たすためのメールを繰り返し送ったとして、ストーカー規制法違反容疑で山梨県警に逮捕、起訴された。
      下山芳晴判事は最終陳述で「裁判員制度を控え、国民の協力を得ながらより良い司法を築く立場にもかかわらず、司法への信頼を大きく損ねた」と謝罪した。
      自主的に返還する気持ちはないのか」と尋ねたのに対して、下山芳晴判事は「制度上辞職できず、公務員の兼職規定があるので仕事に就くことができない。
      Generated 2008-12-3_22:52





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