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      背任:年金基金年金基金背任:常務理事が複数の口座に振り込み指定


      黒沢容疑者は元所沢社会保険事務所長から天下りし、基金の事務長に就任した直後の00~07年度、営業に訪れた社会保険研究所企画営業部次長、清裕容疑者(46)=埼玉県ふじみ野市=に、発注した基金のPR冊子の単価を3割水増し請求させてキックバックを要求。
      国民年金基金の広報冊子の製作費を水増し請求させたとして、警視庁捜査2課は14日、厚生労働省の認可法人「埼玉県国民年金基金」(さいたま市)常務理事、黒沢博史容疑者(62)=同市浦和区常盤4▽出版会社「社会保険研究所」(東京都千代田区)企画営業部次長、清裕(せいゆたか)(46)=埼玉県ふじみ野市大井=の両容疑者を背任容疑で逮捕した。
      1部の単価を3割水増しするよう清容疑者に指示し約240万円を増額した計約2000万円の製作費を水増し請求させたとして、水増し分は「原稿料」と供述して自分の金融機関口座にキックバックさせていた。
      「裏金に代わる金が欲しい」=社保でも不正の疑い−埼玉年金基金常務理事・警視庁 「裏金に代わる金欲しい」=社保でも不正の疑い−埼玉年金基金常務理事・警視庁 埼玉県国民年金基金が発注した小冊子の製作をめぐる背任事件で、同基金常務理事黒沢博史容疑者(62)が社会保険事務所に勤務していた際、裏金づくりに関与したとほのめかしていることが15日、警視庁捜査2課の調べで分かった。
      調べでは、黒沢博史容疑者は05年4月から07年3月まで3回にわたり、埼玉県国民年金基金のPR冊子を発注した際に、清容疑者に計約240万円を水増しした見積書などを作成させ、同基金に相当額の損害を与えた疑い。
      清容疑者も「長期的に受注が見込める」と供述して受諾したが、振込先は少なくとも2~3口座あり、黒沢容疑者の名義と複数の基金関係者名義の口座だったという。
      捜査2課によると、黒沢博史容疑者は、同基金が広告小冊子の製作を清容疑者の会社に発注する際、自分の利益を図る目的で、額を水増しした見積書などを作らせて05年4月から07年3月にかけ数回にわたり、本来の額より計241万円多い額を支払わせ、同基金に相当額の損害を負わせた疑いがある。
      Generated 2008-11-15_17:36





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