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首相が陳謝、撤回…「医師は社会的常識がかなり欠落」
急患の搬送先が長い時間決まらない事態を防ぐため、東京都は０９年度、消防に代わって搬送先を探す２次救急隊が病院を「地域救急センター」を都内を１２医療圏に２カ所ずつ置く方針を決めた。
「夜間・休日になると、当直医が１人しかおらず、休業状態になる２次救急病院も多い」（公立病院医師）といい、より高度な医療を行う３次救急隊が病院にしわ寄せが行っている。
新しい仕組みでは、搬送先決定が難航しそうなとき、救急隊が都が指定した地域救急センターに連絡、センターは地域内で搬送先を探したり、自ら受け入れたりする。
それでも受け入れ先が見つからないケースでは、東京消防庁指令室の救急救命士が務めるコーディネーターが、ほかの地域のほかの２次救急病院は、センターと調整する。
また、東京消防庁が受け入れ可能な救急病院を探すために使っていたシステムも、救急病院に置く。
急患の搬送を巡っては、地方病院が「ベッドは満床」「当直医が専門外」「処置中」などと受け入れを拒否するケースが後を絶たず、１０月に出産間近の妊婦が８病院に断られて、出産後に死亡する問題も起きている。
麻生太郎首相は２０日午後、日本医師会の唐沢祥人会長と官邸で会い、「医師は社会的常識がかなり欠落している人（医者）が多い」との自身の発言について謝罪し、撤回した。
「社会的常識欠けた医者）が多い」＝麻生首相、全国知事会で発言 「社会的常識欠けた医者多い」＝麻生首相、全国知事会で発言 麻生太郎首相は１９日、首相官邸で開かれた全国知事会議で、地方の医師不足を問題に関連し、「地方病院での医者の確保は、自分で病院経営しているから言うわけじゃないが大変だ。
しかし、都内で０７年４〜１２月に搬送された約４６万件のうち、２万９千件は搬送先が決まるまで３０分以上かかったり、５医療機関以上に連絡したりしていたという。
都救急災害医療課によると、東京ルールは１４日、都内を１２地域に分け、手術や入院が必要な重症患者を扱う２次救急病院の中から、１地域で２か所をセンター」に指定。
東京都は、急患の「たらい回し」をなくすため、病院間で受け入れ先を探す新たな救急災害医療体制「東京ルール」を来年度から始める。
Generated 2008-11-21_8:6
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